十人十色な経験が UEDAらしさをつくる。
上田社長: みなさんお疲れ様です。今日は事業所や部署、経歴も全然違うみんなに集まってもらいました。仕事ではあまり関わりがない人同士もいるでしょ?お互い質問し合ってもらったら、UEDAの面白さが見えてくるんじゃないかな、と思ってるのでどんどん聞いてみてください。なのでまずは私から一つ。みんな、うちに入社したいと思ってくれた理由は何?
笹 原 : 私は室蘭工業大学出身なんですが、UEDAにはOBの方も多いことから、教授に勧められて。でも専攻は「化学」だったので、コンクリートや設計に関する知識はほとんどない状態で入社しました。この中で新卒入社は私だけですよね。みなさんのきっかけも聞きたいです。
滝 吉 : 私は元々携帯機器販売の仕事をしてたんですが、当時採用担当だった高田さんの熱意に圧倒されて入社したいと思うようになりました。入社前に深い話もさせてもらって「本当に君の力が必要なんだ」と言ってもらったんです。異業種からといえば、八島さんも?
八 島 : そうです。以前は東京のIT系の企業でシステムエンジニアとして働いてました。今の金物や資材の営業とは全然違う仕事ですね。会社との出会いは上田社長の親族だからという感じですけど、親族が大切に守ってきたこの会社で自分も力になってみたいと思って一緒にやらせてくださいとお願いしました。でも入社エピソードといえば、高崎さんが特殊すぎますよね。
高 崎 : 私はコンビニの社員をしていたとき、毎朝タバコを買いに来る常連さんに突然名刺を渡されて「興味があるなら電話して」って言われて。
一 同 : (笑)
金 濵 : きっと毎日の仕事ぶりを見てのことだったんでしょうけど、結構怖い誘いですよね。どうして電話返してみようと思ったんですか?
高 崎 : 怖いというか、不思議でしたね。でもそれまでずっとコンビニしかやってこなかったので、チャレンジしてみたくなったんです。ちょうど子どもが産まれて、先のことを考えてた頃でもあったので。でもこうしていろんな経験を持っている人が集まっているからなのか、意見を出し合う会議や普段の業務でも柔軟に考える人が多い気がしてます。いま会社のスローガンやMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を刷新するためのプロジェクトチームに参加させてもらってますが、結構みんな活発に意見出し合いますよね。
松 沢 : うん、議論しながら決まったおかげで、チームメンバー以外の社員にも共感される言葉になっている気がします。お互いを認め合っているからこそ、自由な社風が成り立っていますよね。私も転職で、子どもが2人いながらフルタイムで採用してもらいましたが、千歳工場では子育てしながら働く女性社員の前例があまりなくて。ルールが存在してなかったんですが、みなさんすごく気にかけてくれて「行事とかあったら言ってね」って声かけてくれるくらい。年2回・2人分の授業参観は必ず参加させてもらってます。
金 濵 : 働きやすさに関しては、年々アップデートされてますよね。工場も完全週休二日制が導入されたり。今年は飛び石連休が解消されたり。
笹 原 : これは嬉しかったですね。僕は地元が青森なので出来れば休みが長い方がじっくり帰省できて。同じく道外出身の後輩たちもみんな喜んでます。
上田社長: なるほどね。確かにうちの会社は趣味や家族の時間を充実させてる人も多い気がする。金濵くんはモトクロスの大会出たり、他にも釣りだとかサーフィンだとか、いろんな趣味を聞くし。高崎くんもお盆休みは家族と出掛けてたって言ってたよね。仕事の活力になるよう趣味にもたくさん時間を使ってくれたら、新しい制度も導入しがいがありますね。
メーカーだから感じる コンクリートの可能性。
金 濵 : では私から質問があります!私はUEDAに入る前、コンクリートを使って橋やトンネル補修する会社にいたんですが、UEDAの事業を知ってコンクリートは実は自由度が高くいろんな製品になることに感銘を受けたんです。みなさんはうちの会社の事業や製品のどんなところが面白いと思いますか?
高 崎 : コンクリートの可能性が広がっていく感覚は、私も面白いなと思っています。コンクリートサウナ「CUBERU」の営業を担当してますが、お客さんの要望に合わせてどんどん形が変わり続けているんです。例えば、筐体の上に乗って外気浴できるようにしたいという方がいれば梯子を検討してみたり、ガウンをかけたいという方には設計に相談してコンクリートのフックを追加したり。オーダーメイドで仕様をアップデートできるのは、メーカーならではの面白さだなと思っています。
上田社長: コンクリート製品の自由さという点では、設計の笹原くんも思うところがあったりするんじゃない?
笹 原 : 自由さも感じますが、どちらかというとその裏にある工程の緻密さが面白さだなと思ってますね。正直最初は「コンクリート製品っていっても型に流し込めばできちゃうんでしょ」って、ちょっとナメた考えだったかもしれません(笑)。でも設計に配属されて勉強すればするほど意外と奥深いことに気づいてきて、その製品が使われる場所はトラックが多く走るからもっと厚い製品を作らないと壊れちゃうとか、デッキはこのサイズのものにしなくちゃ耐えられないとか。大きな構造物も細かい計算の上で、一個一個作られてるんですよね。
滝 吉 : そういうモノづくりの面白さは、営業でも実感します。現場から困りごとを聞いて、設計にこういう製品を作りたいと相談すると笹原さんが言うように強度計算や現場条件も加味して返答がくる。OKだったとしても工場の手配や納期調整などやることはたくさん。前職で既製品を販売していた頃とは大きな違いで、やりがいでもあり難しさを感じるところでもあります。
上田社長: 出来る・出来ないの判断はもちろんあるけど、運べる・運べないとかの問題もよくあるもんね。作ってからの納品まで考えなくちゃいけないのが営業だよね。
滝 吉 : はい、大きくて重量がある製品が多いコンクリートメーカーならではの大変さかもしれないですね。
変わりたくないこと、 変わっていきたいこと。
松 沢 : UEDAは今年創業100周年ですよね。これから、どんな風に変わっていくと思いますか?そもそも変わるのか?とか。
金 濵 : 函館営業所で日々感じるのは、渡島・檜山地区で先輩たちが築き上げてくれた「上田ブランド」の価値をきちんと受け継いでいかなきゃいけないなってことです。お客様から信頼していただくことはもちろんうれしいんですが、私たち次の世代を応援してくれていることも感じられて励みになります。
滝 吉 : 思っていることそのまま言ってくれた(笑)。変わらずに守っていきたいですね。函館営業所は同じ思いを共有できているようでよかったです。
高 崎 : 私は想像になっちゃいますけど、これから先はコンクリートとは全く違う業種にも展開したりするのかな、と思っています。今年3Dプリンターが川上工場に導入されますし、もっとAI技術を応用できたら生産技術も営業のノウハウも幅が広がりますよね。この先も、同業他社にはないものを先駆けて作る会社でありたいです。
八 島 : 対外的なイメージで言うと、憧れてもらえる会社になっていたらいいなと思います。例えば学生の就職希望企業ランキングのトップ5に入るとか。事業規模とか社会貢献度とかいろんな基準があると思うんですが、僕たちにも出来ることはたくさんありそうです。
笹 原 : そのためにはますます働く環境は整えていきたいですね。飛び石連休の解消だけじゃなく、時代に合わせて週休3日制とかも導入されていくのかも。
滝 吉 : 私は定期的に全社員で沖縄旅行に行きたいです!
松 沢 : 私は子どもの少年団の大会に協賛金をお願いしたいです!
上田社長: みんなここぞとばかりに!とりあえず協賛金のことは後で金額教えて(笑)。
松 沢 : ありがとうございます!ちなみに社長はこれから先、例えば200周年を迎えるUEDAはどうなってると思いますか?
上田社長: そうだなぁ…火星とかに工場があるのかも。
一 同 : えーっ!?
上田社長: それぐらいの、頭ひとつ飛び越えた提案をみんなでやろうぜって言える社長でいたいかな。さ、今日はこの辺にしましょう。みんないろんな話題をどうもありがとう。






